Tweed collection

日本でも有数の毛織物の産地
『尾州』で生産された
繊細且つ、肌触り柔らかな
コットンタッチのツイード生地。

糸の選定から染色、織りに至るまで
1つ1つ拘り抜いた完全オリジナルの
屈指のツイードコレクション。

1本1本表情の異なる数種類の糸を選定し
さらに通常は染められた糸から選ぶところを
糸を染色する工程を1から行うことにより
オリジナルカラーに仕上げました。

シーズンコンセプトである
なカラーを織り交ぜたのも
こだわりの1つです。

フラワーリング糸、スラブリング糸、
スラリットリング糸といった特性の異なる糸を
経糸に6種、緯糸に5種組み合わせることにより
表情のある風合いが作り出されています。

レピア織機と呼ばれる、高速織機を
あえてゆっくり打つことにより
ふんわりと膨らみをもった
柔らかなツイードが完成します。

この膨らみを出しつつ、柔らかで繊細、
それでいて高品質な生地が織り上げられるのは
高度な技術と経験がなければ成し得ない
熟練の職人ならではの技なのです。

また、ゆっくりと織機を動かすことにより
手間も時間も掛かるため、
通常であれば1日で3反程(150m)生産できるところを1日1反(50m)しか織り上げられないという非常に希少価値が高いツイード生地となっています。

世界三大毛織物産地の1つでもある日本の「尾州」
愛知県一宮市を中心に、津島市、稲沢市、江南市、岐阜県羽島市など、愛知県尾張西部エリアから岐阜県西濃エリアが「尾州」と呼ばれています。木曽川の豊かな水や肥沃な土地に恵まれ、古くから日本最大の毛織物産地として知られ、その規模は国内生産量の約80%を誇ります。糸から織物に加工されるまでの全ての工程がこの地域の中で分業・協業により一貫してできるのが特徴であり、強みです。それぞれの工程において、蓄積された知識と技術を長年にわたって継承してきました。それにより柔らかさ、軽さ、なめらかさ、丈夫さなど品質の高い生地が完成するのです。
これらが日本だけではなく、世界の名だたるラグジュアリーブランドからも愛される所以です。

このツイードの風合いを活かすため
通常は全面に芯地を入れるのに対し
最小限の芯地にすることで
見た目にはもちろん
まるでツイードとは思えない程の
軽く、柔らかで、身体にそっと寄り添うような
馴染みの良い着心地が完成します。

“拘り満載のツイードアイテムを
少しでも長い期間ご着用いただきたい”
というデザイナーの強い想いにより
綿とレーヨンを用いて柔らかさと共に
通気性に長けた、春∼初夏までさらりと
気持ち良く着られる生地に仕上げました。

綿混率の高いツイードを作り上げられるのも
技術の高い、尾州ならではです。

是非ご自身の手で、肌で、身体で。
拘りを詰め込んだ特別なツイードを
ご体感いただければと思います。